来る、平成２２年２月１２日（金）午後６時から、柳沢一男　宮崎大学教授（考古学）を招いての
西都原古墳　８１号墳に関する講演会を開催します。
西都原古墳は、今までは、４世紀から７世紀の古墳と言われてました。
しかしながら、西都原古墳８１号墳は４世紀を遡り、３世紀中頃の古墳
ではないかと最近の宮崎大学の調査で確認されました。３世紀まで遡る
ことにより、つまり、卑弥呼の時代（３世紀）の古墳と言えるのではな
いかと思われます。また、卑弥呼の跡を継いだ”イヨ”と同じ時代なの
かもしれません。

宮崎県の時代背景としては、

　宮崎県と鹿児島県の一部は、以前には　「日向の国」と呼ばれて、
中でも「宮崎県西都市」及び児湯郡は、「つま国」、「こゆ国」であっ
つたと推察できます。　さらに、宮崎神宮は、神武さま「初代天皇　
神武天皇」を奉っています。宮崎県内各地に、神武天皇に関する旧跡が
あります。都農には、「神武天皇　御船出の地」もあります。
　西都市には古墳群として日本一の規模を誇る「西都原古墳群」があ
ります。すでに、古代の西都にはものすごい力を持った何かが存在し
ていたと思われます。

（魏志倭人伝の文献上から）　　　参考：魏志倭人伝謎解き旅

魏誌倭人伝を素直に読むと、方角や距離の読み替えをせずに読むと、
卑弥呼女王が都としていたところは、「宮崎県西都市」であることも
読み取れました。このように、文献上から読み取れても、今までの
中央の学者からは、「時代が一致しない」、そんな辺ぴなことろにあ
るはずがない。と言われ続けて、一蹴されていたのです。
しかしながら、３世紀の古墳が発見されたのです。西都原８１号墳。
このことは、ものすごい発見、発表なのです。
とても楽しみな、講演会になると思います。

　追伸、今後の講演会（勉強会）の予定。

「日向の国」に置かれていた、西都市の国分寺・国分尼寺の発掘について　
　講師：考古学専門科　から
　ひざを突き合わしての、勉強会を計画中です。平成２２年６月、
　７月頃の予定で調整中です。
　６世紀、７世紀には「日向の国」の首都ともいえる国分寺が
　「西都市」西都原の付近に存在していたのです。尚かつ、その
　近辺に国分尼寺も存在していたのです。
　全国でも、国分寺と国分尼寺の２つが同じ地域で存在することは
　非常に稀なことだそうです。とても有力な力があったものと推測
　されます。

　　このような勉強会（講演会）通じて、
　いろんな角度から、いままでの常識にとらわれず
　（時代が変われば、常識と思われていたものが、常識でなくなる
　こともある）
　　西都の歴史を紐解いていければと思います。