邪馬台国徹底検証第２弾　
シンポジュウム
「卑弥呼は九州にいた！？」を聴いてきました。

福岡歴史ロマン事業
　「邪馬台国」　徹底検証　第２弾
シンポジュウム
卑弥呼は九州にいた！？を聴いてきました。

（感想）
　＊　今までも言われていることだが、卑弥呼は九州にいたことは「『魏志倭人伝』の文献からも間違いない。」と言える。
　＊　「魏志倭人伝」での方位は間違いない。間違えるわけがない。
　＊　「魏志倭人伝」での「一里」は現在の「約４００ｍ」ということも明らか。

　以上の３点については、今回の成果だと思う。

しかしながら、いかんせん主催者が福岡県であるので、無理やりに距離を短縮しなければ北九州に卑弥呼の都は存在しない。つまり、魏志倭人伝での「一里」を現在の距離「約４００ｍ」といいながらも、北九州にもっていくために「約４０ｍ」と短縮し、無理やりに話しをしなければ北九州を飛び越して、九州の別の場所になることが明らかになった。「短縮しなかった場合は九州のどこに卑弥呼女王の都があったのか」については触れようともしない。つまり、九州の北九州説は我田引水の説であると感じた。
　そのことについての、質問を書いても、質問に触れよとせず、逃げておられた。

　また、魏志倭人伝での「水行」という言葉がでてくるのだが、（児湯国、投馬国もでてくる）講師の先生方は皆「わからない」というばかりで、「講師陣は勉強不足だな」と感じた。そして、九州のなかでも、北九州説の根拠の無さ、レベルの低さを痛感した。
　翻って考えれば、「当会が研究していることの正当性、信憑性、レベルの高さを痛感した」　一日であった。